~ 失業、うつ病、独身、現実は厳しい。でも、生きよう ~
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私は、
「皆様は、「クラウド」の概念や状況を知っているだろう」
と、勝手に思い込んでいました。
(技術屋の悪い面ですね。反省します。)

「クラウド」という概念をご存知無いかたもいらっしゃいますよね?



GoogleやWikipediaで「クラウド」を検索して、良い説明を探してみるのが1番です。

しかし・・・
無謀にも(笑)、あえて、今日は、
私が「クラウド」の概念を説明させていただきます。

最初に謝っておきますが(笑)・・・私の説明が間違っていたら、ごめんなさい。

私の説明で、私の無知や間違いなどがありましたら、どうか、ぜひ、ご指摘ください。
お願いいたします。




先ず、「クラウド」という言葉。
もちろん、cloud 雲 です。
Internetを雲に見立てて、「雲」の向こう側にある、全く見えないコンピューターを利用する、
という意味です。



ここの「全く見えない」(クラウドベンダーが公開しないのでアクセスできない。)というのが一番重要な点です。



「クラウド」は、「見えない」度合いに応じて、大きく、3つのパターンがあります。


SaaS(サーズと発音):

アプリケーションだけが見える。
(クラウドベンダーが用意したアプリケーションだけが使える。)

開発言語もミドルウェア(データベースなど)もOSもサーバーコンピューターもLANなどのインフラも見えない(非公開。アクセスできない。)。

Google の Gmail や Google Apps 、Microsoft の hotmail などの Liveシリーズ や Office Web Apps などは、全て SaaS クラウド です。



PaaS(パーズと発音):

アプリケーションと開発言語とクラウドベンダーが用意したAPIだけが見える。
(公開されたAPIと開発言語でアプリケーションを開発できる。)

ミドルウェア(データベースなど)もOSもサーバーコンピューターもLANなどのインフラも見えない(非公開。アクセスできない。)。

Google の Google App Engine や、Microsoft の Windows Azure が、PaaSクラウドです。



IaaS(アイアーズと発音):

アプリケーションと開発言語とミドルウェア(データベースなど)と仮想化されたOSが見える。
(選択したOSと選択したミドルウェア(データベースなど)で、好きな開発言語を使ってアプリケーションを開発できる。)

ホストOSやサーバーコンピューターやLANなどのインフラは見えない(非公開。アクセスできない。)。





「クラウド」の定義について説明します。
(私が、これまで紹介してきた、クラウドに関する記事は、全て、「狭い定義」の「クラウド」です。)


「ものすご~~~く広い定義(笑)」

Webブラウザで動くアプリケーション。
注:これを「クラウド」と呼ぶ本や記事もありますが、いくらなんでも、この定義は広すぎると思います。



「非常に広い定義」:

Internetの向こう側にサーバーコンピューターとプログラム本体があり、それを使ってWebブラウザ等で動くアプリケーション。
「プライベートクラウド」(ファイアウォールの内側に置かれた小規模なクラウド型ITシステムを通じてサービスを提供するもの)も含む。



「広い定義」:

自分または自社ではサーバーコンピューターは持たない。(企業内データセンターにも持たない。)
データセンターベンダー(クラウドデータセンターベンダー)の
データセンター内に、サーバーコンピューターとプログラム本体があり、それを使ってWebブラウザ等で動くアプリケーション。
「プライベートクラウド」は含まない。



「狭い定義」:

クラウドデータセンターベンダーが、上記の SaaS・PaaS・IaaS の何れかの形態で、明確な使用料金体系(従量課金)を持つ。
「プライベートクラウド」は含まない。
グローバル化に対応している。グローバル展開している。






例を挙げますね。



メールソフトを例にします。

「クラウド」は、Googleの Gmail やMicrosoftの hotmail です。(この例ではSaaSです。)
これらは、プログラム本体もデータ(メールファイル)も、Internetの向こう側に存在していますよね。

「自分のPCにインストールする従来型のソフトウェア」は、Outlook Express や Outlook や Windows Mail や Becky! や Shuriken などです。
これらは、プログラム本体もデータ(メールファイル)も、自分のPCの(HDDの)中に入っていますよね。



Officeソフトを例にします。

「クラウド」は、Googleの Google docs やMicrosoftの Office Web Apps です。(この例ではSaaSです。)
これらは、プログラム本体は、Internetの向こう側に存在していますよね。
(データ(ファイル)はアップロードしたりダウンロードしたりして利用。)

「自分のPCにインストールする従来型のソフトウェア」は、Microsoft Office です。
これらは、プログラム本体もデータ(ファイル)も、自分のPCの(HDDの)中に入っていますよね。




時々、
「Googleが提供しているのは、全て「クラウド」!」
と言う人がいますが、それは間違っています。
PicasaやGoogle Earthやデスクトップサーチは、「クラウド」ではありません。
PicasaやGoogle Earthやデスクトップサーチは、「自分のPCにインストールする従来型のソフトウェア」です。
(きっと、Googleは、Google Chrome OS で、PicasaやGoogle Earthやデスクトップサーチ を 「クラウド」にしたいのでしょう。)







蛇足・・・

Googleが目指す世界。
つまり、
自分の「端末」(あえてPCとは呼びたくありません!)には、Webブラウザ以外のプログラムもデータも無く、プログラムもデータも全て「クラウド」にある世界。


私、こんな世界は嫌なんです!
こんなの「PC(パーソナルコンピューター)」じゃない!
「クラウド」のための、ただの「端末」だ!
こんな世界じゃ、PCの革新どころかPCが無くなってしまい、「端末」は完全に日用品(コモディティ)になってしまう!


PCとは、その名の通り、自分の責任と技術で所有する自分だけの自由なコンピューターです。
それと引き換えに、PCの管理(トラブルや面倒なことなども含めて)を全て引き受けなければなりません。
しかし、自由はかけがえの無いものなので、トラブルも含めて管理は楽しいものです。

私は、今までのPCの自由が好きなんです。



「クラウド」と、従来型の個人PCにプログラムやデータを入れて、その双方で連携をとる、という Microsoft が目指す世界を支持します!



もちろん、今、PCを使っている人の大半は、PCの管理やトラブルは悪夢以外のなにものでもなく、Googleが目指す世界を支持するでしょう。

もしも、Googleが、Microsoftとの全面戦争で、全てにおいて、OSすらも、Googleが完勝したら、私にとっては、悪夢です。私は、PCという趣味を捨てるしかありません。



良くも悪くもPCとは、すべての計算機資源(ハードとソフト)を、ユーザーが管理するシステムです。
これを
管理できる、と積極的に受け止めるか、
管理しなければならない、と重荷に感じるか
は、ともかく、
これこそがPCの本質です。

PCは、すべての計算機資源をユーザーが占有できるかわりに、その管理も行なわなければならないシステムです。
そうであるからこそ、ユーザーはPCにおける自由を確保できるのです。

もし、Googleが目指す世界のように、ユーザーのコンピューターの利用が、クラウドのサーバーの資源を「端末」(これはPCとは呼べない!)で利用する形になれば、管理の責任を負わないで済む代わりに、自由も失ってしまいます。

PCという世界の自由さは貴重なものであり、安易に否定してほしくないと思います。


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コメント
この記事へのコメント
クラウドという概念
ひと時一世を風靡したJavaStationの概念と似ているような気がしています。PCを端末として使うあたりが。新しい概念ではないようにも思えますね。
2009/08/11(火) 21:46 | URL | 天照斑鳩[ 編集]
天照斑鳩さん。鋭いですね!しかしクラウドはもう始まっています
天照斑鳩さん、こんばんは!
猫宮です。

「JavaStation」を知っていて、更にその対比を
語るとは、天照斑鳩さんは、鋭いですね!

しかし、お言葉を返すようですが、
「JavaStation」と「クラウド」は決定的な
違いがあります。

それは、「JavaStation」は、ラリー実用化されなかった
けど、「クラウド」は、もう、始まっている、
ということです。

「クラウド」は、GoogleとAmazonが先行していて、
既に、数百社とも数千社とも言われる数の
企業ユーザーを獲得して、
今、この瞬間にも、
「クラウド」は現実に、
コンピューターとしても、
ビジネスとしても、
動いているのです。


今年の秋には、Microsoftも参入します。


「クラウド」の行き着く先は、
巨大なサーバーコンピューター群と、
天照斑鳩さんのおっしゃる通り、
「JavaStation」のような「端末」です。
この世界には、自由にいじることのできる
PCはありません。

猫宮しろいち
2009/08/11(火) 22:11 | URL | 猫宮しろいち[ 編集]
希望の雲
人間の考えることですから、手元に自在にあつかうことのできる情報(Data)を残すかたちになるかと推察してます^^

人間は秘密を持つことを好む生き物でもあるのですし。
2009/08/11(火) 22:23 | URL | 天照斑鳩[ 編集]
天照斑鳩さん。Googleが目指す世界にはついていけません。
天照斑鳩さん、
猫宮です。

私の、先のコメントは、言葉足らずでした。
補足します。
クラウドは、SaaSクラウドと、PaaSクラウドとを、
分けて考えなければなりません。
もう始まっているクラウドは、
SaaSクラウド(Gmailなど)は、個人ユーザーレベルでは完全に
定着していると言えると思います。
クラウドの本質・中核たるPaaSクラウドは、企業向けです。
GoogleやAmazonのPaaSクラウドが、
既に、数百社とも数千社とも言われる数の
企業ユーザーを獲得しているとのことです。





新しいコメント、ありがとうございます!

私も、気持ちとしては、天照斑鳩さんと同じ考えです。


実際、歴史のある企業である Microsoft のPaaSクラウドでは、
データは、ユーザーの手元の Windows PC に残すことを指向しています。


しかし、新しい企業であるGoogleのPaaSクラウドは、データも含めて
「クラウド」に格納して、
ユーザーの手元の「端末」(PCにあらず!)には何も残さない、
という形を指向しています。


私は、Googleは、やりすぎだと思うのです。
私自身が、古い人間になってしまったのかなあ~。(笑)

猫宮しろいち
2009/08/11(火) 22:47 | URL | 猫宮しろいち[ 編集]
参考になりました
メッセージ有難うございます
2009/08/12(水) 12:19 | URL | 青い影[ 編集]
青い影さん。コメントありがとうございます!
青い影さん、こんにちは!
猫宮です。

コメントを書いていただきまして、ありがとうございます!

青い影さんのご参考になったとのこと、とっても嬉しいです。

ご不明な点や反論などありましたら、どうか、ご遠慮無く、またコメントを書き込んでください。
出来る限り回答します。

今後とも、末永く、よろしくお願い申し上げます。

猫宮しろいち
2009/08/12(水) 13:35 | URL | 猫宮しろいち[ 編集]
まったくだ、まったくだ♪
クラウドについてはねこみやしとほど同意見です( ̄ー ̄)
PCが通信とブラウズ機能だけの端末化してしまうのはつまらない。
セキュリティの問題があるのですべてのアプリがクラウド化してしまうとは思ってませんがw
2009/08/24(月) 19:30 | URL | まんず[ 編集]
こんにちは。そしてお久しぶりです。
猫宮さんの説明で、クラウドがどんなものなのか分かりました。

私は仕事柄Webアプリを開発しているので、ほぼクラウド概念の中で仕事している様なものなんだなーと思いました(笑

しかし、クラウドで全て管理しようなんて考えたらセキュリティ関係が本当にしっかりしていないと無理な話のような気がします。

とりあえず、これ以上複雑な情報管理は開発側からすると勘弁して欲しいものです(笑
2009/08/25(火) 22:40 | URL | 都筑神琴[ 編集]
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