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今日、紹介するKing Crimson の「Lark's Tongues in Aspic part II」は、アルバム『Lark's Tongues in Aspic』(1973年)の最終曲です。



アルバム『Lark's Tongues in Aspic』の最初の曲が、前回紹介した「Lark's Tongues in Aspic part I」です。

2009/06/20
魂を揺さぶる曲 - King Crimson 「Lark's Tongues in Aspic part I」 - 魔術の実践を意図した音楽
http://nekomiyashiroichi.blog59.fc2.com/blog-entry-262.html




今日、紹介する「Lark's Tongues in Aspic part II」は、まごうかたなく、アーティスト、ロバート・フリップの最高傑作です。
集合体 King Crimson のうつろいやすく流動的な本質がどこにあろうとも、大衆の King Crimson 像とは全く関係無く、創造者ロバート・フリップの最大の集中点がこの作品です。

「魔術は、なぜか、人間の真の意思、深い本能的意思と結びついている」
といったコリン・ウィルソンの言葉や、秘儀的空間、そしてその背後にある深く暗い秘教的な魂が、ロバート・フリップのこの作品に最も強く宿っているのです。



「Lark's Tongues in Aspic part II」は、沈黙と絶頂のエネルギーの間に無数の層の存在を知る、真に魔術的な方向性と段階的な力の協力を編み上げる秘教的作業の結晶です。

暴力とエロティシズム、男性的な力と女性的な受容力、創造の反復が新たな形質の力へと更新され、破壊的な律動がさらなる上昇を生み出します。

音それぞれの関係は、宇宙の組成因子の如く精妙であり、ある普遍的な変化のプロセスが激烈なサウンド・コスモスとして表現されています。

不完全な金属である鉛が、様々な化学的試練を経て、完全なる金属ー黄金ーへと変化する錬金術の過程、
カオスが宇宙原理の組織化を受けて霊的な体系へと変容するヴィジョン、
それらは全て同一の関連の内にある宇宙の法則の照応(コレスポンダンス)的なパラフレーズであることを暗示する凄まじい実在の奔流がこの曲を支配しています。

まさに、King Crimson は、「大宇宙『マクロコスモス』の中の小宇宙『ミクロコスモス』」として真に魔術的なロック・グループなのです。















「Lark's Tongues in Aspic part II」は、ライブで必須の曲であり、King Crimson のライブアルバム『USA』に、「Lark's Tongues in Aspic part II」のライブ版が収録されています。

このライブ版は、超絶的な凄まじい演奏で、肉体的な重感があります。
生々しい情感が強い分だけ、原曲の繊細さ・神秘性が揺らいでいます。

実は、私は、この『USA』のライブ版のほうが好きなのです。

もしも、あなたが、今日、この King Crimson の「Lark's Tongues in Aspic part II」が好きになってしまったら、上記のアルバム『Lark's Tongues in Aspic(太陽と戦慄)』と下記のアルバム『USA』の両方を買うことを強くお勧めします。







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コメント
この記事へのコメント
最高傑作に相応しいと想います
2012/11/13(火) 17:52 | URL | 赤い珊瑚礁[ 編集]
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